入居者の天国と地獄
この記事を監修する不動産王wです。
独身時代は高年収サラリーマンとして働きながら、その社会的地位を武器に節税目的でワンルームマンションを12室保有。2018年に法人化し、サラリーマン時代の貯蓄を元手に戸建て投資を開始しました。現在、保有件数は30戸を超え、不動産関連の手取り収入はサラリーマン時代の収入を軽く超えています。都心から地方都市に移住、フルタイム勤務の妻をアラサー副業主夫として支えています
このシリーズはワタクシ不動産王が遭遇した不動産投資をしていれば、まぁまぁの確率で遭遇するであろう事件を備忘録としてご紹介するものです。読み物としてお楽しみください。
実際のより具体的な不動産投資(築古住宅のリノベーション賃貸)の中身が伝わるかと思います。
今回は前回記事(不動産事件簿Vol.2)の続報になります。まだお読みでない方は先にそちらをご覧ください。
物件情報
- エリア:某主要都市近郊
- 築年数:40年
- 構造:木造戸建3階建
- 購入金額:350万円
- 実質利回り:15.14%
前回までのあらすじ
本物件2組目の入居者となる子連れファミリーが家賃を滞納、連絡は取れない。
賃貸保証会社に現地確認してもらったところ、インターホンが鳴らず、電気が止まっている。
室内に家財はあるようだが、人の気配はない。
行方が分からず手の打ちようもないが、はてさてこれからどうなる?
その連絡は突然やってきた
まぁ、連絡ってのは突然しか来ないんですけど、それはいいとして・・・
当初は夜逃げしたものと思っていましたが、新たな展開がありました。
これまでの経緯を時系列で示していきますね。
2023年5月上旬:
- 入居後23ヶ月目に家賃入金なし(絶賛家賃滞納中)
- 入居者に連絡するも留守電につながり電話に出ない
- 何度も電話するが留守電のまま
2023年5月上旬:
- 1週間経過しても連絡がつかず、家賃保証会社に家賃保証および回収作業を依頼
2023年5月下旬:
- 6月分の家賃が保証会社より入金される
- 保証会社の担当者が家に訪問するも家財はあるが不在
- 再度訪問したところ電気は付いている、居留守?名刺を玄関ドアに挟んでおいた。
- 後日訪問するが不在。名刺もそのままの位置。
2023年6月上旬:
- 警察立ち合いの安否確認をするため、鍵を保証会社に送付
- 安否確認前に訪問したところ、電気は付いているが居留守
2023年6月中旬:
- 安否確認は保留中
- 訴訟手続きの準備(キター!!)
つい先日:
- 家賃保証会社から訴訟手続きの準備書類到着
動く不動産投資家から闘う不動産投資家へとレベルアップw
ちなみに訴訟するにあたりオーナー側の実損期間が考慮されるとのことで、退去までの期間は家賃保証の送金がストップするそうです。(下記参照)
なお、同居者欄には奥さんとお子さん2人、雑種の犬1匹と入居時の契約書には記載がありましたが、現在は離婚しているとのことです。
なぜ分かったのかというと、家賃保証会社が別の物件の家賃保証で奥さんから申し込みがあったため。
奥さんに確認したらすでに離婚して関係ないとのことだそうです。
前の旦那が家賃滞納してるのに、
同じ家賃保証会社と契約するとか、
神経図太いよね。
まあ、普通の神経してたら
家賃なんて滞納しないから、
この奥さんも今後滞納すryu
なお、安否確認には警察の立ち合いが必要なのですが、前回訪問時に電気が付いていたので引き続き入居者との接触を試みるとのことでした。
ですので、今後の流れとしては・・・
- 入居者と接触or接触不可
- 支払いの意思がないことの確認
- 訴訟手続き
- 判決
- 強制退去
というのが現実的ではないかと思っております。
この場合、1年ほどかかるそうです。
その間の家賃については事件解決後に全額家賃保証会社から補填されるとのこと。
現在は保証会社が代行で内容証明郵便の発送をしているところです。
この内容証明は受け取りがあるなしに関わらず、訴訟時に必要な手続きなので、引き続き進展があれば、逐一アップしていきたいと思います。
まとめ
家賃滞納して犬なんか飼ってじゃないよ!って思いましたが、とりあえず、進展があったとのことでベリーHOTなうちにお届けしました。
次は法廷でお会いしましょう!オラワクワクすっぞ!
しかし、厄介であることにはかわりなし。大変な中ご寄稿くださりありがとうございました。
お疲れ様でございます。