不動産王が新築物件を建てるとこうなる!その1
この記事を監修する不動産王wです。
独身時代は高年収サラリーマンとして働きながら、その社会的地位を武器に節税目的でワンルームマンションを12室保有。2018年に法人化し、サラリーマン時代の貯蓄を元手に戸建て投資を開始しました。現在、保有件数は30戸を超え、不動産関連の手取り収入はサラリーマン時代の収入を軽く超えています。都心から地方都市に移住、フルタイム勤務の妻をアラサー副業主夫として支えています
このシリーズではこれまで色々な不動産物件を手掛けてきた私、不動産王がマイホームとしても住みたい賃貸戸建を新築する過程を綴っていきたいと思う。
この話は現在進行形のリアルなお話です。
ハウスメーカーの選定
どのハウスメーカーを選ぶと良いか(コスパ的観点)や設備類はどれを選ぶとお得なのかを徹底的に検証したので、これからマイホームを建てる方に役立つ情報が得られると思う。
まずは、ハウスメーカーの選定!
ハウスメーカーは大まかには高価格帯、中価格帯、低価格帯に分類される。
※各メーカーの並び順は順不同
私は住宅展示場巡りが趣味かつ本職wで、高価格帯〜低価格帯のモデルハウスのほとんどに実際に足を運び見学をしてきた。
ここではどういった観点でハウスメーカーを選定すれば良いかを述べる。
世間一般のイメージや噂は当てにならない
結論としては、それぞれこだわりポイントが違うので、どこのメーカーが正解というわけではなく、自分や家族の価値観にあったハウスメーカーを選ぶのが良いです。月並みですが・・・
価格重視・性能重視・デザイン重視・耐久性重視など家族で話し合ってこれだけは譲れないという観点をしっかり持ってハウスメーカー巡りをしてみるのがおすすめ。
例えば、北国に住んでいて断熱性を高めたいというのであれば、一条工務店がおすすめ。
断熱性で言えば、右に出るメーカーはいない。
なんせ窓も自社開発しているほどの力の入れっぷりである。
木材をふんだんに使った贅沢な家に住みたいというのであれば、住友林業がいいでしょう。
軒が広い日本的な住宅が得意で、床の無垢材や壁に木材をセンスよく使うメーカーです。
収納が多い家が良ければ、ミサワホームが選択肢にはいりますね。
蔵を得意としていて、ご存知方も多いかもしれないが、床下部分や1階と2階の間の空間を利用して蔵という収納部屋を作るメーカーです。
蔵は建築面積にも算定されないので、収納をいっぱい欲しいが価格は抑えたいという人向きかな。
大開口の窓やスペースが欲しいのであれば鉄骨造がおすすめ。
理由は木造に比べ柱の数を少なくできるので、壁を大きく開けたり、大きなリビングスペースをとることができる。
しかしながら、値段は高め。
外壁をタイルで綺麗に保ちたいのであれば、パナホームが適している。
こんな感じで各社強みを持っているので、外観デザインだけでなく特徴で比較していくと、案外スムーズにハウスメーカー選びができると思います。
また、紹介制度を設けているメーカーも多いので、知り合いや同僚におなじハウスメーカーで建設した経験者がいれば、活用するのも無駄がない(それ目的だと割にありませんがw)。
住宅展示場について
住宅展示場(複数メーカーが集合している公園系)は出店賃料が非常に高額である。
したがって広告費を多く使っているハウスメーカー(大手中心)が大半である。
広告費がどこから出てくるかはもう皆さんご存知ですねw
ということで、ぜひ住宅展示場を持っていないハウスメーカーについても調べてみましょう。
最近では自社のみで展示場を持っているメーカーも多いよ
ちなみに住宅展示場のイベントや配っているオマケはなかなか良いものが多い。
ウチのオカンは住宅展示場におまけを貰いに行くのが定期イベント化しているw
保証についての注意点
今や耐震基準がしっかりしているので、地震で倒壊する家を販売しているハウスメーカーは存在しない。
というか、国の建築基準自体がしっかりしているので「ウチの家は構造が○○なので、他と比べて強いです」とかいう営業トークは基本的に無視して良い。
保証に関しても、ほとんどのハウスメーカーが50年保証とかを謳っているので、あまり比較にならない。
アフターケアについても、各社あまり変わりはない。
しかし、地元の工務店で建築する場合は、倒産リスクが大手に比べて高いので、注意が必要だ。
鉄骨・木造について
一般的には木造建築というのが大半だ。
鉄骨造のメーカーもあるが基本的に価格帯が高い。
鉄骨造は柱を少なくできるので、大開口の窓や広いスペースを作ることができる。
耐震性等をアピールしているが、基本的に木造でも耐震性は全く問題ないので、耐震性で鉄骨造を選ぶというのはナンセンスだ。
鉄骨造は意外にも火事に弱いので注意が必要だ。
建築面積が大きく広いリビングや大きな窓を作りたいというデザイン性を求めると鉄骨造もありだ(予算が許せばだが)。
一般論ですが、各建築様式の特徴を以下にまとめました。
低価格帯ハウスメーカーの注意点
低価格帯のハウスメーカーは基本的に使っている材料を安いものを使っているので、見かけ上の坪単価は安い。
しかしながら、断熱性能(窓サッシや断熱材・壁・屋根)を中価格帯以上のメーカーと同等のものをオプションで使っていくと、意外と高額になってしまう。
また、安い材料を使っている関係で、将来の維持コストが高くなる傾向にあるので、とにかく今は安く建てたくて、生活の不便や将来の維持費が上がっても構わないという人向けである。
安物買いの銭失いにならないように、設備や建材の選定がしっかりできないと、将来的に苦労するかもしれない。
ハウスメーカー選び 不動産王の結論
ハウスメーカー選びの私なりの結論と視点を列挙していきます。
- 基本的に投資物件ゆえ価格はなるべく抑えたいが、将来的に維持コストがかかるのは嫌
- 見栄え的に安上がりな家には住みたくない。(外壁材や屋根材などの見える部分)
- コンパクトだが窮屈さを感じない家がいい。(間取りの自由度)
- 自分が住む可能性もあるので、設備関係は施主支給品にしたり、こだわりたい。
施主支給品とは、新築やリフォーム工事などの建築プロジェクトにおいて、建築主(施主)が直接購入または提供する建材や設備機器のことを指します。
安く仕入れたり、こだわりがある場合にはいいですね。
- 倒産リスクの少ない大手メーカーで建てたい。
結論:タマフォオオオーーーーーーーム!!
以上勘案した結果、「タマホーム」で建てることにした。
基本的に私が述べた項目を満たしているメーカーが「タマホーム」であったのだ。
誤解のないようにしていただきたいが、重視する観点が異なれば、別の結論が導き出されますよ。
一番のメリットとしては、新築棟数が多いのでスケールメリットにより設備の仕入れが他社と比較すると安い。
お値段重視の不動産王としては大きなメリットだ。
これは地元の工務店の人が言っていたのだが、タマホームと同じ仕様で地元の工務店が家を建てた場合、到底タマホームと同じ価格では建てられないそうだ。
材料の仕入れ値が違うのだから太刀打ちのしようがない・・・
デメリットとしては、営業担当が間取り作成も兼務するので、担当によって提案力に差があるということだ。
タマホームには「タマルール」と呼ばれる建築時のコスト計算方法がある。
例えば、窓は1部屋につき標準コストが設定されていて、そのコスト以上の窓だとオプション料金になる。
坪単価についても30坪以下だと坪単価が高く計算される、タマホーム独自のルールである。
逆にいえば、このルールをうまく利用すれば、オプション料金を極力抑えながら、非常にコスパの良い家を建てられるのである。
タマルールについては建築年によっても変動するので、営業担当と良く相談しながら計画するのが良い。
建築条件
ペニンシュラキッチンは、壁に接しているL字型キッチンの一部が壁から離れているデザインです。
カウンターやテーブルとして使われ、キッチンとリビングやダイニングエリアをつなげることができます。
使い勝手が良く、コミュニケーションを楽しむことができます。
以上を満足し、建物総額2,000万までとして交渉した。
実はタマホームで新築するのは2回目なので少しばかりのディスカウントが入っているが、それを考慮しても上出来の見積もり結果が出ました。
次回、間取りと見積もり、仕様の詳細を発表するのでお楽しみに!
まとめ
この物件は、YouTubeでも解体現場の動画を上げていた物件ですね。
実際に経験した人はわかるかと思いますが、新築って決めることが多くて大変なんですよ💦
映画の監督みたいに小道具の1つ1つ細部に至るまで膨大な選択肢から全部選んで決めていかないといけないのです。
私が苦手なのでこんな書き方しちゃいましたが、それが至福!!という方もいらっしゃいますかね?
これから新築を考えている人にはかなり役に立つ具体的な情報を出していきますので、ご期待ください。