このブログの訪問者は副業や投資に興味がある方がほとんどだと思います。
そして、やはり究極の目標というか、夢はFIREではないでしょうか？
今回は実際にFIRE生活をしているわたしが、そのあたりを
持論と独断で語っていこうかと思います。
FIREとは
FIREは「Financial Independence, Retire Early」(経済的自立、早期退職)の略語で、
人生の早い段階で経済的自立を達成し、
通常よりも早く退職することを目指すライフスタイルや金融戦略を指します。
FIREの主な要素:
- 高い貯蓄率: 収入の50-70%以上を貯蓄・投資することを目指します。
- 支出の最小化: 不要な出費を抑え、効率的な生活を心がけます。
- 投資: 貯蓄した資金を株式市場などに長期投資し、複利効果を活用します。
- 4%ルール: 退職後、毎年総資産の4%を引き出しても資産が枯渇しないとする考え方です。
- 早期退職: 通常の退職年齢（60-65歳）よりも大幅に早い30-40代での退職を目指します。
上記が一般的なFIREに対する概念化と思います。
まぁ、わたしは資産だけでは不安もあり、上記とは少し考え方が異なりますかね。
FIREする前にこれはやっとけ
実際にFIREして、直面するのは社会的信用がゼロということ。
つまりクレジットカードひとつ作るにもなかなか苦労します。
また、住宅ローンなどの審査もほぼ無理ゲーになりますので、
そのような予定がある場合は、事前に周到な準備が必要です。
基本的には個人事業を立ち上げるケースが多いとは思いますが、
投資信託などでコツコツ資産を築いている方は特に注意したい点ですね。
わたしの場合は、嫁がまだ会社員やっているので、
最悪このあたりはヒモ化してしのげる状況ではありますが、
会社を辞める際には、一通りチェックしました。
会社員は要注意！意外とかかるその他のお金
なんといっても税金ですね。
サラリーマンをやっていると、税金関係に疎くなりがちですが、
給料明細を見て支給額と手取りを見比べてがっかりする、なんてことありませんか？
FIREしたとしても、税金から逃れることはできません。
リーマン控除もありませんし、税負担は覚悟が必要です。
そして、突発的な出費も意外と多いものです。
車の買い替え、子育て、ライフステージによって、
備えておく金額は異なりますが、決して
「節約すれば何とかなる」
なんて思わないことです。
生活水準を下げるのはなかなか難しいですよ。
仕事を辞めたいだけなのか？生活水準を維持しつつ
生活の品質を向上させたいのか？
未来のことは誰にもわかりません。
一人で食べていくなら十分！とFIREしても
運命の出会いがあるかもしれませんよ？？
FIRE生活に必要な金額
んじゃ本題。
一体いくらあればFIREできるの？ってところですが、
最低ラインは税引き前の平均月収は欲しいところですね。
ここからはちょっと独断が入りますが、
資産としていくらというのは、個々人の年齢や生活スタイルで
大きく変わってきます。
当然運用もしているでしょうから、その投資先の利回りにもよるでしょう。
ひとつの目標資産は１億あたりが良く聞きますが、
個人的には何の根拠もない数字だと思っています。
実際にFIREして重要なのは、上記の給料分のキャッシュフローです。
いわゆる資産ではなく、月々に稼ぐ（＝使える）金額ですね。
エリクサー症候群なんて言われますが、
先の見えないマラソンで余力をどれだけ残すのか？というのは
資産を築くよりもよっぽど難しいです。
そして何よりも、資産が目減りする状況でのストレスは
多くの人が耐えがたいものとなります。
なので、大事なのはキャッシュフローでいくら稼げるのか？
だと個人的には思っています。
資産はあくまで予備費です。
例えば、１億円を自分の寿命で割って、十分な金額だと判断したとしましょう。
でもインフレが来たらどうなります？？
元本を切り崩していたら、それだけ種銭が少なくなるんですよ？
異論はあるかと思いますが、資産型のFIREは個人的には
オススメしないかなぁ、と。
かといって個人事業でバリバリ仕事するのもちょっと違うよね。
雇われよりはよっぽどいいでしょうけど、才覚がないと
やっぱり不安ですよね。
4％ルールなんていっても、１億あって年間400万ぽっちですよ？
あとは元本を削るだけ。
しかも平均利回りなので、安定しているかというとそうでもないですよね。
まぁ、わたしが安定を語るのは「どの口がいうてんねん」な世界ですがｗ
ちなみに私自身は超個人的な金額目標というのを実は持っていて、
それっていうのが月200万のキャッシュフローです。
年収にすると2,400万ですね。
決して小さい額ではありませんが、
ある程度ゆとりをもって、生活するには
このあたりが目安だと思っています。
もちろん、手取りはもっと下がります（税金とか）し、
その中から貯蓄やほかの投資先に再投資して、
不測の事態に備えます。
わたしの収入源の大部分はFXですので、
専業トレーダーの不確定要素を含んだ金額となりますが、
今後の昇給やインフレ等々を考えると、このあたりが
安全水準かな？と思います。
まとめ
さて、FIREするにあたっての所感を好き勝手に書きましたが、
資産型FIRE民は外的要因に極めて弱いです。
資産税を導入して資産家からむしり取ろうという動きもありますし、
FIREする際には是非キャッシュフローでいくら賄えるか？という点に
重きを置いて試算されることをおすすめいたします。
株式配当だから大丈夫！なんて胡坐をかいていると、
高齢になってからFIRE卒業を余儀なくされるかもしれませんよ？
ここでも同じかごに卵を盛らないことが大切ですね。
あなたなりのポートフォリオでFIRE目指しましょう！
レッツFIRE！ビバ無職！！ｗ