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税金・確定申告

副業収入の税金について

税金・確定申告
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意外と知らない税金のハナシ

皆さんは副業でいくら稼ぎたいですか?月1万?いやいや月100万!・・・結構だと思います。しかし、日本は税金という罰金制度が存在しているのはご存知ですよね?

今回はそのあたりをざっくり解説していきます。

実際の申告方法などの詳細については別途記事にしていきますので、その際はまたお付き合いください。さて、どこかでまことしやかに言われている罰金制度ですが、こんな感じですよね。

罰金の内容建前(税金)罰金の内容建前(税金)
働いたら罰金所得税起業したら罰金法人税
買ったら罰金消費税死んだら罰金相続税
持ったら罰金固定資産税継いだら罰金相続税
住んだら罰金住民税あげたら罰金贈与税
飲んだら罰金酒税貰ったら罰金贈与税
吸ったら罰金たばこ税生きてたら罰金住民税
乗ったら罰金自動車税・ガソリン税
入ったら罰金入浴税働かなければ賞金生活保護
ネットの拾い物ですので、話半分でよろしくおねがいします((;’∀’)

今回特に関係するのは所得税のところですかね。副業されるにあたって、よく聞く話が年間20万を超えると確定申告が必要って話だと思います。

ここで勘違いしてはいけないのですが、複数掛け持ちの場合、副業すべて合算した合計が20万を超えると申告義務が生じますので、その点は特にご注意ください。

あ、ちなみに私FP(ファイナンシャルプランナー)3級(微妙w)持ってますよ。

扶養に関する壁

専業主婦で趣味でお小遣い稼ぎやパート勤めされている方は、よく耳にすると思いますが、漠然と家計を支えるパートナーの扶養の範囲内でやっていればお得と思ってたりしませんか?

考え方はそれぞれですが、中身を知らずに判断することはできませんよね。実態について解説していきます。

扶養には実は種類がある

扶養内で働く際の扶養控除には「税制上の扶養」と「社会保険上の扶養」の2種類があります。

一般的にメジャーな旦那様が奥様を扶養している場合として説明していきますね(ややこしくなるので老人控除対象等の説明は省きます)。

税制上の扶養

税制上の扶養とは、夫が妻を扶養に入れることで、配偶者控除や配偶者特別控除を受けることができ所得税や住民税の節税ができます。

社会保険上の扶養

社会保険上の扶養とは、夫が妻を扶養に入れることで、妻は健康保険料や年金保険料を支払わなくても、健康保険に加入できたり、年金を納めたりしたことにできる制度です。

妻がパートやアルバイトで収入を得ても、夫の扶養に入ることで社会保険に加入しなくて済むため、手取り額を増やすことができます。

扶養に入るための年収の壁は4種類

[税制上の壁]103万円の壁(配偶者控除)

妻の所得が103万円以下の場合、夫は38万円の配偶者控除を受けることができます。

妻の所得が103万円を超えると、配偶者控除は適用されなくなります。また、妻の給与収入が103万円を超えると所得税がかかります。

よって、妻の収入が103万円以下であれば、夫にとっては配偶者控除を受けて節税となり、妻にとっては所得税がかからない境界となります。

ただし、夫側の所得が1,120万円を超えると控除額が徐々に減額され、1,220万円を超えると控除対象外となります。

パートのシフト調整して年収を103万以内に抑えなくちゃ・・・

[社会保険上の壁]106万円の壁(会社規模による)

106万円の壁とは、社会保険の適用範囲が拡大されたことにより、年収が106万円を超えると社会保険に加入しなければならなくなるという制度です。(妻が勤務する会社規模が一定以上の場合)

106万円の壁が適用される5つの条件は以下のとおりです。

  • 労働時間が週20時間以上
  • 月収が8万8000円以上(残業や交通費は含まず)
  • 勤務期間が1年以上の見込み(1回の契約が3ヵ月や6ヵ月であっても更新契約の可能性があるなら該当するとみなされる場合があります)
  • 勤務先の従業員が501人以上(厚生年金の被保険者数として)
  • 学生ではない

106万円の壁が適用されると、毎月の給料から社会保険料が天引きされるため、手取り額が減ることになります。

例えば、年収108万円(月9万円)の方の場合、社会保険料は約15万円かかるので、手取り額は約93万円になります。

106万円の壁が適用されるかどうかは、ご自身の勤務先の状況を確認してください

[社会保険上の壁]130万円の壁(すべての人が対象)

106万円の壁が適用されない場合つまり、上記会社の規模などの条件に該当しない場合においても年収が130万円を超えると社会保険に加入することになります。

130万円の壁が適用されると、毎月の給料から社会保険料が天引きされるため、手取り額が減ることになります。

例えば、年収132万円(月11万円)の方の場合、社会保険料は約20万円かかるので、手取り額は約112万円になります。

[税制上の扶養]150万円の壁と配偶者特別控除

配偶者特別控除とは、妻が働いていて、夫が扶養に入れている場合に、夫が受けられる税金の控除です。

妻の給与収入が103万円を超えても、150万円までであれば、夫は配偶者特別控除を受けることができます。

配偶者特別控除は、妻の給与収入が150万円を超えると徐々に少なくなります。そのため、150万円の壁というのは、夫が満額の配偶者特別控除を受けるための境界となります。

妻の年収が150万円~約201万円になると、配偶者特別控除は適用となりますが段階的に減額されます。

配偶者特別控除額は、妻の年収に応じて以下のようになります。

  • 150万円以下:38万円
  • 150万円~160万円:31万円
  • 160万円~170万円:24万円
  • 170万円~180万円:17万円
  • 180万円~190万円:10万円
  • 190万円~201万円:3万円

配偶者特別控除を受けるためには、夫婦の合計所得が1300万円以下であることなどの条件があります。また、配偶者特別控除を受けるためには、確定申告を行う必要があります。

社会保険加入のメリット

なんかお金を持っていかれるばかりで、げんなりしますね((+_+))

ただ、ギリギリのラインで考えるとこうなってしまいますが、ガンガン稼いで社会保険に加入してしまえば以下のようなメリットも出てきます。がっつり自立って感じですよね。

  • 医療保険の保障が手厚くなる
  • 傷病手当金、出産手当金を受け取ることができる
  • 障害厚生年金が支給される
  • 将来受け取る年金が増える

社会保険に加入することで、手取り額は減りますが、手厚い保障が得られます。

社会保険に魅力を感じるのであれば、106万円の壁、130万円の壁を意識せず、家族の協力を得てしっかり稼ぐことへ集中してみるのも良いでしょう。

社会保険に加入するかどうかは、最終的にはご自身で判断することになります。ご自身の状況や希望を考慮して、最適な選択をしてください。

トータルでプラスが多くなる選択をしていいんだ!私はバリバリ稼いじゃうよ~

FXで稼いだ利益ってどうなの?

さて、これまでは普通のパートや会社勤めのイメージが強い話をしてきましたが、FXで稼いだ利益も税金がかかりますが、同じFXでも海外FXと国内FXで税区分が異なる点に注意が必要です。

所得税の計算は所得を10種類に分類してそれぞれの所得金額を計算、各所得金額を合算して課税標準を計算、そこから所得控除を差し引いて課税所得金額を計算します。

・・・・・待って待って!ページそっ閉じしないで😭

超簡単にまとめますから~

総合課税

海外FXでの所得(利益-経費)は雑所得という区分に分類されます。

雑所得にも種類があって総合課税になるものと、下で説明する分離課税になるものがあります。

わけわかめですよね。

とりあえず、総合課税ということで、給与所得やその他の総合課税科目の合計金額に対して税率が変わってきます。

累進課税って聞いたことあると思いますが、それですね。総所得に対して以下の表の税率がかかります。一時期話題になった暗号資産についても(法整備が間に合っていないという話もありますが)こちらの雑所得になります。

課税所得金額税率控除額
195万円以下課税所得金額×5%0円
195万円超 330万円以下課税所得金額×10%97,500円
330万円超 695万円以下課税所得金額×20%427,500円
695万円超 900万円以下課税所得金額×23%636,000円
900万円超 1,800万円以下課税所得金額×33%1,536,000円
1,800万円超 4,000万円以下課税所得金額×40%2,796,000円
4,000万円超課税所得金額×45%4,796,000円

よく勘違いされる方がいらっしゃるのですが、税率は課税所得金額に対してかかります。

例えば900万を超えたら税率が23%から33%に跳ね上がるのではなく、900万を超えて1800万までの金額に対して33%ってことなので、そこんとこヨロシク(なので所得が増えるごとに控除額で調整されている)。

また、損益は口座まとめて相殺できます(損益通算)。

A口座は儲かって、B口座は損がでたらそれぞれ相殺してOKってことです。

同じ雑所得区分であれば(例えば暗号資産の損益)損益通算可能です。

ただし、マイナスを給与所得等他の所得と損益通算することはできません

分離課税

一部の所得に関しては他の所得と分離して課税されるものがあります。

具体的には、退職所得、山林所得、譲渡所得(土地、建物、株式)となっており、自分で申告する申告分離課税と天引きされる源泉分離課税があります。

株式やられてる方は特定口座(源泉徴収あり)、特定口座(源泉徴収なし)とかでなんとなく見たことあるかと思います。

さてはて、海外FXは総合課税といいましたが、それに対して国内FXは雑所得ですが、申告分離課税となります

これが稼いでいる人ほど結構大きいです。

細かい話はまた別のサイトに移動されそうなので、省きますが、国内FXにかかる税率は金額にかかわらず固定!なんと税率20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)。

年間所得が1,000万を超えてきたあたりからは、レバレッジ等による利回りは置いとくとして、税金だけで考えると国内FXの方が断然オトクなのです。

会社員は税金に対する意識が希薄になりがちですが、会社の経営者(特にオーナ会社)って、給料は確かに下っ端に比べれば良いんでしょうけど、自社株モリモリもってません?

だって、給料でもらうより株の配当の方が税率が低いからスゲー節税になりますよね。資本主義ってそういうことなんです。

でも、このへんのからくりを知ったからには、会社一本でやってくのは養分でしかありません。一緒にラクして効率的かつ合法的に稼いじゃいましょう。

っと、いきなり締めに入りそうになりましたが、もう一つ国内FX(株式も含むですが)で大きなメリットがあって、損失の繰越控除ができるんですよ。

申告が必要なのと、期限(個人3年、事業者5年)がありますが、例えば単年で大きな損失500万が出た。これを繰越することで、翌年500万利益が出ても繰り越した損失と損益通算してその年の500万に対する課税を控除することができるんです。

海外FXで税金を安くする方法はないの

そこまで税金面で国内FXが優遇されてるなら国内FX1択やん!って思うかもしれませんが、稼ぎやすさ(リスクもありますが)で言うと断然海外FXに軍配があがります、フラットな評価で。

ここから先は本当にFIREしたうえで悠々自適な状態になってからのハナシになりますが、海外FXの法人化って手段があります。

法人税の最高税率は23.2%となっていますので、ある程度安定して稼げるようになれば、法人化も一つの手段かと思います。

ただ、メリットデメリットというか色々縛りがあるので、大体年間1,000万をコンスタントに稼ぐくらいがタイミング的にはよいかと思います。

それまでに経費とか帳簿とか税理士さんとか色々準備はしておいても良いかもしれませんね。

まとめ

さて、今回は新しいカテゴリの税金について解説してきましたが、いかがでしたか?年間20万の利益はまだまだ先?意外とすぐに確定申告ってなんだーってなりますよ。

とりあえずラクして稼いでから考えましょう。Don’t think, Make money!(考えるな稼げ!)

確定申告関係の手順等についてはおいおい追加記事を執筆予定ですので、そちらもご期待ください。

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