裁量取引とは
自分の判断で株式や外国為替などの金融商品を取引することです。裁量取引では、投資家は相場の状況やニュース、ファンだメンタル、テクニカル分析などを参考に売買のタイミングや価格を判断します。
裁量取引は、相場状況に柔軟に対応できるというメリットがある一方で、投資家の経験や知識が大きく影響するため、継続的に勝ち続けるためには実力が必要となります。
そして、その実力をつけるためには、一部の天才を除いて相当な努力と勉強、また強いメンタルが必要です。
『あれ?全然ラクできんや~ん!!』って、思いましたよね。私もですw
いや、それなりに相場を見続けているので特定の通貨ペアとか金融商品についてはなんとなくこの辺で反発するだろうなーとか、指標の数字がどっちだったらどっちに動くとかはわかりますけど、、、
裁量で安定して勝ち続けるって域には達していません。とはいえ、だれしもはじめは初心者、中には国内FXでバリバリ実績を上げていざ海外進出じゃ!って方もいらっしゃるかもしれませんが💦
とにもかくにも操作方法が分からないことにはお話になりませんので、今回はそのあたりについてさらっと解説させていただきます。
MT4での注文方法
成行注文
成行注文とは、売買するときに、希望する価格を指定せずに注文することを指します。希望する価格で売買が成立する指値注文とは異なり、成行注文は希望する価格で売買が成立する保証はありません。
しかし、成行注文は指値注文よりも売買が成立する可能性が高く、売買のスピードが速いため、短期的な売買に有効な注文方法です。
株などの売買では、売りや買いのいずれかに注文が殺到した場合、売買不成立となったりしますが、売り手の提示価格が現在レートよりも高くてもとりあえず買いたい!という時に優先的に売買が成立します。
FXは基本的に流動性が高いので、成行注文=現在の売買レートで今すぐ売買するという理解でよろしいかと思います。
さて、MT4での成行注文のやり方ですが、大きく2つあります。一つはチャート左上のクイックパネルから注文をする方法と、新規注文メニューダイアログから注文する方法です。
クイックパネルから見ていきましょう。MT4を立ち上げて表示される左上(出てなければ通貨ペア名の前の▽をクリック)の赤or青のミニパネルです。
ここにはSELL領域(成行売りのレート)、BUY領域(成行買いのレート)あとは注文するロット数が表示されています。
一回目の操作の時はワンクリック注文を有効化するかどうか聞かれるので、同意するにチェックして[OK]とすることで、次からワンクリックで操作が可能となります。
またこの設定は、上部メニューの[ツール]→[オプション]の取引タブにあるワンクリック取引のチェックでいつでも設定を変更できます。
また、上部アイコンの[新規注文]を選ぶとオーダーの発注というダイアログがポップアップします。
左側に現在のチャート(ティック)が表示されます。通貨ペアはクリックでチャート表示されているもの以外も選択することができます(下図)。
数量はロットで、成行売りまたは成行買いを押すことで成行注文を出すことができます。決済逆指値と決済指値に、希望するレートを入力することで、いわゆるOCO注文とすることができます。
また、この図中にも書かれていますが、押した瞬間の値動きによっては思ったレートと異なるレートで約定することがありますが、これをスリッページといいます。
特に指標等相場が大きく動いている時はスリッページが大きくなる恐れがありますので、注意してください。(許容するスリッページを設定できますが、あまり狭くすると(例えば0)成行でも約定しなくなったりするので、デフォルトがおススメです)
また、保有しているポジションを成行で決済したい場合はチャート下部のターミナル、取引タブに表示されている保有ポジションの×マークをクリックすると、成行決済できます。
指値注文
成行注文に対してあらかじめ決まった価格に予約注文をしておくことを指値注文といいます。指値と逆指値があり、それぞれリミットが指値、逆指値がストップと読み替えてください。
注文方法の詳細はこちらの記事を参考にしてください。
先ほどと同じく新規注文アイコンをクリックし、成行注文となっている注文種別で指値注文を選択します。
指値注文を選択すると、下部の表示が指値注文用のメニューに変化します。
注文種別は売り買いのそれぞれ指値逆指値を選択することができます。価格の欄に希望するレートを入力し、発注ボタンを押すことで新規注文予約が入ります。
注文予約の取り消しは成行決済時と同じく、ターミナルの該当する予約注文の×印をクリックすることでキャンセルすることができます。また、有効期限を選択することで、入力した予約を指定した時間でキャンセルすることができます。
ただし、有効期限はMTのサーバ時間に基づき設定する必要があります。MTのサーバ時間についてはこちらの記事を参照してください。
まとめ
MT4を使った売買注文の操作方法について解説しました。予約注文で稼ぐもよし、チャートに張り付いてギャンブルしてもよし(ほどほどに・・・)。
ロット等資金管理を徹底して、くれぐれも押し間違えて大損なんてことにならないようにしてくださいね。