VPSとは
VPS（Virtual Private Server）とは、仮想的なサーバー環境を提供する技術です。
物理的なサーバーハードウェアを仮想化し、複数の独立したサーバーを作り出すことで、リモートアクセスやカスタマイズが可能になります。
仮想サーバーと物理サーバーの違いは、物理サーバーが実際のハードウェアを使用するのに対し、仮想サーバーは共有されたハードウェア上で動作します。
VPSはウェブサイトやアプリケーションのホスティング、データのバックアップ、プライベートな環境の構築など、さまざまな目的で活用されます。
初心者でも利用しやすく、柔軟でスケーラブルなサーバー環境を手に入れることができます。
VPSの基本的な概念や仕組み、利用方法、そして一般的な活用例について解説します。
スケーラブルは「拡大縮小可能な」という意味。
コンピュータ関連では、大規模な変更を加えることなく、処理の質的・量的変化に対応できること（このようなシステムは「スケーラブルなシステム」などと呼ばれる）を指してこう呼ぶんだ
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VPSの基本概念と仕組みの開設
細かいことは良いから早くおススメのプロバイダーを紹介してよ！！
細かいところはともかく、どういう仕組みかくらいは知っていおいて損はないよ。
どうしてもというなら上の目次からジャンプしたまえ
ただ、VPSだけが選択肢のすべてじゃないぞ
仮想技術による分離
VPSでは、物理的なサーバーハードウェアを仮想化技術で複数の仮想サーバーに分割します。
それぞれの仮想サーバーは独立した環境を持ち、他のVPSとは完全に分離されています。
これにより、複数のユーザーが同じ物理サーバー上で独自のリソースを使用できます。
リソースの割り当てと共有
VPSでは、CPU、メモリ、ストレージなどのリソースが割り当てられます。
各VPSは互いにリソースを共有しながら独立して動作します。
リソースの割り当ては、プランや契約条件によって異なります。
リモートアクセスと自由なカスタマイズ
VPSにはリモートアクセスが可能であり、インターネット経由でサーバーにアクセスできます。
ユーザーは自分のVPSに対して自由に設定やカスタマイズを行うことができます。
また、通常のホスティングサービスと比べて、管理者権限の取得や特定のソフトウェアのインストールが可能です。
VPSは物理サーバーを仮想的に分割することで、リソースの独立性と自由度を提供します。これにより、ユーザーは自身のニーズに合わせたカスタマイズやアプリケーションの実行が可能になります。
仮想サーバーと物理サーバーの違いとは？
仮想サーバーと物理サーバーは、VPSの基本的な要素ですが、それらにはいくつかの重要な違いがあります。
1つの物理サーバー上で複数の仮想サーバーが共存します。
仮想化ソフトウェアによって、各仮想サーバーは独立した環境を持ちます。
仮想サーバーは互いに影響を受けず、独立して動作します。
リソース（CPU、メモリ、ディスク容量）は仮想化技術によって分割・割り当てられます。
フルコントロールが可能で、自由に設定やカスタマイズができます
1つの物理サーバーは1つのサーバーとして機能します。
物理的なハードウェアリソースを共有せず、独立したリソースを持ちます。
複数のアプリケーションやサービスをホストするために使用されます。
システム管理やリソースの調整は物理サーバー単位で行われます。
仮想サーバーは、複数のユーザーが同じ物理サーバーを共有することで、効率的にリソースを利用できます。
また、仮想サーバーはスケーラビリティにも優れており、必要に応じてリソースの拡張や縮小が容易です。
一方、物理サーバーは特定のアプリケーションやサービスに専用され、高いパフォーマンスが求められる場合に適しています。
例えば、仮想サーバーを利用する場合、1つの物理サーバー上で複数のVPSを立ち上げることができます。
各VPSは独立した環境で動作し、他のVPSへの影響を受けずにリソースを利用できます。
一方、物理サーバーでは、1つのサーバーが1つのアプリケーションやサービスをホストするために使用されます。
VPSの利用方法と一般的な活用例
VPSは多様な目的に利用されることができます。以下にVPSの利用方法と一般的な活用例をいくつか示します。
ウェブサイトやブログをホストするためにVPSを利用できます。
VPSを使用することで、自分自身のウェブサーバーを構築し、カスタマイズや拡張が可能となります。
VPSは特定のアプリケーションをホストするために使用されることもあります。
サーバーサイドのアプリケーションやデータベースを実行するためにVPSを利用できます。
VPSは重要なデータのバックアップにも使用されます。
データを安全に保存するためにVPSのストレージを利用し、定期的なバックアップを作成することができます。
VPSはメールサーバーをホストするために使用されることもあります。
独自のメールサービスを構築し、メールの送受信や管理を行うことができます。
VPSはプライベートVPN（Virtual Private Network）の構築に利用されることがあります。
インターネット接続を安全化し、個人情報や通信を保護するためにVPSを使用することができます。
これらは一般的なVPSの利用方法の一部ですが、実際にはさまざまな目的に応じてVPSを活用することが可能です。
重要なのは、VPSの柔軟性とカスタマイズ性を活かし、自身のニーズに合った使い方を見つけることです。
VPSでEAを運用するメリット・デメリット
VPSを利用してEA（Expert Advisor）を運用することには、数々のメリットがあります。
まず、高い可用性と安定性が挙げられます。
VPSは信頼性の高いインフラストラクチャを提供し、24時間稼働しているため、EAの実行や取引の監視が常に可能です。
また、リモートアクセスと自由なカスタマイズが可能なため、自分のPCに依存せずにEAを運用できます。
しかし、一方でハードウェア制約や制限事項にも注意が必要です。
一部のVPSではリソースの制限があるため、EAの実行に制約が生じる場合があります。
初心者にとっては、VPSのメリットとデメリットを理解することが重要です。
VPSでEAを運用するメリット・デメリットについて詳しく解説します。
メリット：高い可用性と安定性を持つVPSの利点
VPSを利用してEA（Expert Advisor）を運用することには、いくつかのメリットがあります。
VPSは常時オンラインで稼働しているため、EAの動作を一貫して維持することができます。
これにより、EAの取引機会を逃すことなく、24時間体制でトレードを行うことが可能となります。
VPSは安定したハードウェアとインフラストラクチャを提供しています。
これにより、電源やネットワークの問題によるトレードの中断や遅延を最小限に抑えることができます。
VPSは高速なインターネット接続を備えており、トレードの実行やデータの受信において優れたパフォーマンスを発揮します。
これにより、リアルタイムの市場情報に迅速に反応することができます。
VPSはセキュリティ対策が強化されており、EAや取引データの安全性が確保されます。
物理的なサーバーセキュリティやデータの暗号化などが行われているため、外部の脅威から保護されます。
VPSはリモートアクセスが可能なため、いつでもどこからでもEAやトレードプラットフォームにアクセスすることができます。
PCやモバイルデバイスを使用して、自由に取引を監視・管理することができます。
これらのメリットは、VPSを利用することでトレードの効率性や安全性が向上することを意味します。
EAの自動取引を安定かつ信頼性の高い環境で実現するために、VPSは有用なツールとなります。
メリット：リモートアクセスと自由なカスタマイズの利点
VPSを使用してEAを運用する際には、以下のようなリモートアクセスと自由なカスタマイズの利点があります。
繰り返しになりますが、EAやトレードプラットフォームにリモートでアクセスすることができます。
これにより、PCやモバイルデバイスを使用していつでもどこからでもトレードを監視・管理することができます。
たとえば、外出先や旅行中でもEAの動作をチェックし、必要な場合にはトレードの設定やパラメータの変更を行うことができます。
VPSは一般的に自由度の高いカスタマイズが可能です。
EAのパフォーマンスやトレード戦略に合わせて、VPSの設定やリソースを調整することができます。
例えば、必要なCPUパワーやメモリ容量を割り当てることで、EAの動作を最適化することができます。
また、特定のソフトウェアやツールをインストールするなど、自身のニーズに合わせたカスタマイズも可能です。
VPSは柔軟なスケーラビリティを持っています。
トレードの需要が増加した場合や複数のEAを同時に運用する場合でも、VPSのリソースを必要に応じて拡張することができます。
これにより、トレードの成長や変化に対応することができます
リモートアクセスと自由なカスタマイズの利点により、VPSを使用することでトレードの柔軟性と効率性が向上します。
自分のトレードスタイルやニーズに合わせてVPSをカスタマイズし、自由にトレードを行うことができます。
デメリット：ハードウェア制約や制限事項に関する注意点
VPSを使用してEAを運用する際には、以下のようなハードウェア制約や制限事項に関する注意点があります。
VPSは共有環境であり、他のユーザーとリソース（CPU、メモリ、ストレージ）を共有します。
そのため、一部のVPSプランではリソース制限がある場合があります。
EAが多くのリソースを消費する場合、VPSの性能に影響を及ぼす可能性があります。
適切なリソースを割り当てることが重要です。
VPSはインターネットを介してアクセスするため、インターネット接続の安定性が重要です。
ネットワークの問題や接続障害が発生すると、EAの実行やトレードの処理に支障をきたす可能性があります。
信頼性の高いインターネット接続を確保することが重要です。
VPSはホストサーバー上で動作していますので、ホストサーバーのメンテナンスやアップデートが必要になる場合があります。
この間、一時的にVPSが利用できない状況になる可能性があります。
メンテナンススケジュールを把握し、トレードの影響を最小限に抑える対策を講じる必要があります。
これらのハードウェア制約や制限事項に関する注意点に注意しながら、VPSを選択し、EAを運用することが重要です。
適切なリソース管理とインターネット接続の安定性を確保することで、トレードの正確性と安定性を維持することができます。
おすすめのVPS
初心者トレーダーにおすすめのVPSを紹介します。
まず、国内VPSプロバイダーの比較と特徴を解説します。
信頼性や安定性に優れたプロバイダーを選ぶことが重要です。
次に、海外VPSプロバイダーの比較と特徴を解説します。
直感的なインターフェースや自動設定機能を備えたVPSが初心者にとって使いやすい選択肢となります。
さらに、パフォーマンス重視のVPS選びと高速通信の重要性についても解説します。
低レイテンシのネットワーク接続や最適化されたハードウェア環境を提供するVPSは、MT4のパフォーマンス向上に貢献します。
おすすめのVPSの選び方とポイントを詳しくご紹介します。
国内VPSプロバイダーの比較と特徴
下のVPSプロバイダーは、いずれもEA運用におすすめのVPSです。
お名前.comデスクトップクラウド【FX専用VPS】
お名前.comデスクトップクラウドは、MT4・MT5を取り扱うFX専用VPSです。
最安値の短期お試しプランでもSSD容量60GBを誇り、安定した回線を提供しています。
稼働率は99,99%以上を保証しており、稼働率が99,99%以下の水準を下回った場合には、一定の返金保証を設けています。
最近はEA用のVPSなのに金曜日にメンテを入れたり、値上げによるコスパの低下(＆解約のしづらさ)、画面のフリーズなどちょっとネガティブな口コミが増えてきているのでちょっと注意が必要ですね。
ConoHa for Windows Server
ConoHa for Windows Serverは、GMOインターネットが提供するVPSサービスです。
SSD容量100GB、最新CPU、Google Chromeを標準で搭載しています。
また、Hyper-Vという他社VPS業者では取り扱いのない機能を取り入れており、VPS内でさらに複数のバーチャルデスクトップを生成し、個別に別のOSを割り当てることができます。
また、途中で契約を解約しても日割りが行える数少ないVPSサービスです。
年間契約をおこなうと月額利用よりも安価でVPSが利用できます。
Xserver for Windows
ただし、サーバー料金に加えてリモートデスクトップへの加入が必要なため、別途利用料金が発生します。
エックスサーバーが2023年3月8日にリリースしたXserver VPS for Windows Serverは、Windows OS環境を利用できるVPSサービスです。
第三者によるログインを防ぐセキュリティの高さが、大切な資産を預けて運用するFX専用VPSとして信頼できるサービスです。接続許可ポートにも対応しています
さくらのVPS for Windows Server
さくらのVPS for Windows Serverは、複数のEAを利用した自動売買を検討している方に最適なVPSサービスです。
2週間のお試し期間があり、一部の追加ソフトウェアは無料で利用することができます。
さらに、利用途中でサーバーのスペックが足りなくなった場合、追加で上位プランに変更できるスケールアップ機能を兼ね備えています。
1年間分の利用料金を一括で支払いを行うと、月額利用料金が1ヶ月分お得になります。
ただし、リモートデスクトップへの加入が必要で、別途料金が発生する点に注意しましょう。
Winserver 仮想デスクトップ（Windows Desktop）
Winserverの仮想デスクトップは、FXに適した仮想デスクトップサービスです。
Winserverでは「メモリ完全保証」を行っています。
顧客数の制限と調整を行うことでホストサーバーに十分な空き容量が確保されており、メモリを最大限利用しても快適な動作環境が維持されます。
低い月額料金で高品質なサービスを享受できるのが魅力です。
ABLENET VPS（エイブルネット）
ABLENET VPSは、20年以上の運営実績を持つ老舗企業が運営するVPSサービスです。
稼働率は99.99%という高水準を維持し続けており、障害復旧機能も兼ね備えた通信品質の安心感も魅力となっています。
ABLENET VPSでは、容量はSSD60GB〜、HDD100GB〜と、利用用途に合わせた柔軟なプランニングができるのもポイントです。
また、定期的に期間限定で申し込みをおこなうとメモリ増強が増強されるキャンペーンを開催するなど、豪華特典を設けているのもABLENET VPSの特徴です。
ただし最低価格のV0プランでは、V1プランと異なり初期費用が発生してしまう点に注意が必要です。
Indigo for WindowsServer
Indigo for Windows Serverは、時間ごとに従量課金がされ、最大利用料が定められている特殊な料金プランを採用しています。
Office365のライセンスを利用することができ、既に加入済みの方は二重課金にならない点も嬉しいポイントです。
NWは100Mbps上限としたスピード力を誇り、全てのプランはSSDに対応しています。
使えるねっと FX専用VPS
使えるねっと FX専用VPSは、2007年からWindows VPSを提供している老舗のVPSサービスです。
スペックが高く、サーバーは長野県に設置されているため、安定性が高いという特徴があります。
また、首都圏まで専用回線を使用しているため、通信速度も速いです。
容量1TBの巨大容量プランも用意されているので、FX以外にも多様な用途に使用することができます。
国内プロバイダー比較表
これらのVPSは、いずれも初心者から上級者まで幅広く利用できるVPSです。
VPSのスペックは、EAの種類やEAの運用方法によって異なります。
VPSの料金は、VPSのスペックやVPSの提供会社によって異なります。
VPSのサポート体制は、VPSの利用方法がわからないときやVPSにトラブルが発生したときに、VPSの提供会社からサポートを受けられるかどうかです。
VPSのセキュリティ対策は、VPSがハッキングされたり、VPSのデータが盗まれたりするのを防ぐための対策です。
VPSのスペック、料金、サポート体制、セキュリティ対策などを比較して、自分に合ったVPSを選びましょう。
国内VPSプロバイダーの比較表は以下の通りです。
| VPSプロバイダー | データ容量 | 料金 | 特徴 |
| お名前.comデスクトップクラウド【FX専用VPS】 | 1.5GB～ | 2,101円/月～ | 初心者向けのVPSサービスで、わかりやすい操作画面と充実したサポート体制が特徴。口コミ評価はイマイチ。 |
| ConoHa for Windows Server | 1GB～ | 1,210円/月～ | のダッシュボードは、VPSの管理に必要な機能がすべて揃っており、使いやすいインターフェースで提供されています。そのため、VPSの知識がなくても、簡単にVPSを利用することができます。 |
| Xserver for Windows | 2GB～ | 2,200円/月～ | エックスサーバー VPSは、国内シェアNo.1のレンタルサーバー会社が提供するVPSサービスです。圧倒的なコスパと信頼性で、VPS初心者にもおすすめです。 |
| さくらのVPS for Windows Server | 1GB～ | 1,110円/月～ | OSのインストールの手間を省きたい方におすすめの設定です。Red Hat Enterprise Linux互換のOS「Rocky Linux 9」が標準でインストールされます。 |
| Winserver 仮想デスクトップ（Windows Desktop） | 2GB～ | 2,255円/月～ | ウィンサーバーは、Windows Serverに特化したレンタルサーバー会社です。Windows Serverにおける信頼と実績が豊富で、初心者でも使いやすいサーバーを提供しています。 |
| ABLENET VPS（エイブルネット） | 2GB～ | 1,392円/月～ | メインとなる通常のVPSプランに加えて、WindowsOSを利用できる「Windowsプラン」があります。Windowsプランでは、無料サブドメインや独自ドメインから選ぶことができ、通常のVPSプランでは必要になる面倒なVPSの環境構築や設定をする必要がありません。 |
| Indigo for WindowsServer | 768MB～ | 297円/月～ | VPSの料金が安い。 |
| 使えるねっと FX専用VPS | 4GB～ | 7,689円/月～ | 年に数回半額キャンペーンを実施。そのタイミングで契約すれば、ABLENET（エイブルネット）の仮想デスクトッププランやお名前.comのデスクトップクラウド for MT4よりもコスパがぐっとよくなります |
VPSプロバイダーは、それぞれに特徴や料金が異なります。VPSを利用する際には、自分のニーズに合ったプロバイダーを選ぶことが重要です。
国内VPSプロバイダーの総括
国内VPSプロバイダーは、海外VPSプロバイダーに比べて、日本語でサポートを受けられる、日本語のコントロールパネルが利用できる、日本語のコンテンツが豊富などの特徴があります。
国内VPSプロバイダーを利用することで、海外VPSプロバイダーよりも安心して利用することができます。
海外VPSプロバイダーの比較と特徴
海外プロバイダー比較表
海外VPSプロバイダーの比較表は以下の通りです。
| VPSプロバイダー | プラン | 料金 | 特徴 |
| VULTR | 20GB～ | 2.5ドル/月～ | サポートに関しては全て英語対応のみで、日本語による対応はおこなわれていない |
| Beeks | 30GB～ | 5119円/月～ | XMで条件を満たせば下位プランを無料で使用できる TitanFxでも同様のサービスが開始2023.7.20～ |
| VirMach | 2GB～ | 12.5ドル/月～ | メンテナンスによる停止期間がない。 |
| Contabo | 8GB～ | 6.99ドル/月～ | Windowsサーバーを選択すると料金が高くなり、Sプランの場合は追加で8.99ドル（合計15.98ドル）と2倍以上の金額になる。 |
| Time4VPS | 2GB～ | €7.99 /月～ | サポートに関しては全て英語対応のみで、日本語による対応はおこなわれていない |
| HYONIX | 2GB～ | 6.5ドル/月～ | サーバーの場所は、6箇所から選択できます。空きがなくてもサポートにお願いすると優先してくれます。 |
国内同様にVPSプロバイダーは、それぞれに特徴や料金が異なります。VPSを利用する際には、自分のニーズに合ったプロバイダーを選ぶことが重要です。
海外VPSプロバイダーの総括
海外VPSプロバイダーは、国内VPSプロバイダーに比べて、比較的低価格で高スペックのVPSが利用できる点が挙げられます。
また、日本からの操作に対してはラグが生じるものの、ブローカーと近いプロバイダーの拠点を選択することで、次項でも説明しますがレイテンシの改善が期待できます。
一方、OSやサポートが英語のみの対応であったりするので、その点には注意が必要です。
レイテンシとは、データ転送における指標のひとつで、転送要求を出してから実際にデータが送られてくるまでに生じる、通信の遅延時間のことをいいます。
約定力に直結するので、スキャルピングスタイルではより重要になってくるわね。
パフォーマンス重視のVPS選びと高速通信の重要性
パフォーマンス重視のVPS選び
高パフォーマンスのVPSを選ぶことは、EA（Expert Advisor）の運用において重要です。
以下に、パフォーマンスを向上させるために考慮すべき要素を示します。
VPSプランで提供されるCPU、メモリ、ストレージの割り当てが十分か確認しましょう。
EAは計算処理を行うため、高性能なリソースが必要です。
1つのMT4につき1GB程度が目安とされています。
EAのトレードは時間的な正確性が求められますので、EAをホストするVPSのデータセンターの位置は重要です。
EAが接続するFXブローカーサーバーに近いデータセンターを選ぶことで、通信遅延を最小限に抑えることができます。
高速通信の重要性
高速な通信環境は、EAの運用において重要な要素です。以下に、高速通信を実現するためのポイントを説明します。
EAはリアルタイムのトレード情報を取得し、迅速な取引を行う必要があります。
通信の遅延（レイテンシ）はEAのパフォーマンスに直結するため、低レイテンシのネットワークを提供するVPSを選ぶことが重要です。
大量のトレードデータをリアルタイムで処理するためには、十分な帯域幅が必要です。
帯域幅の広いVPSを選ぶことで、データの送受信速度を向上させることができます。
具体例として、VPSプロバイダーAは高性能なリソース割り当てとデータセンターの位置に優れており、VPSプロバイダーBは低レイテンシーのネットワークと広帯域幅を提供しています。
EAの運用においては、これらの要素をバランスよく考慮し、自身のトレード戦略や要件に合致するVPSを選択することが重要です。
VPSでEAを運用する際の注意点
VPSでEAを運用する際にはいくつかの注意点があります。
まず、EAの動作環境や互換性に関する注意事項を把握することが重要です。
EAが正常に動作するために必要な要件やMT4との互換性を確認しましょう。また、セキュリティ対策とデータ保護も重要です。
信頼性の高いVPSプロバイダーを選び、SSL暗号化や定期的なバックアップを行うことでデータの安全性を確保しましょう。
さらに、サポートとバックアップの充実も確認する必要があります。
トラブル時の迅速な対応やデータの復旧手段が整っているVPSを選ぶことで安心してEAを運用できます。
これらの注意点について詳しく解説します。
EAの動作環境や互換性に関する注意事項
VPS上でEAを運用する際には、以下の注意点に留意する必要があります。
EAが動作するために必要な環境要件（オペレーティングシステム、プロセッサ要件、メモリ容量など）を確認しましょう。
VPSプロバイダーが提供する仮想環境がEAの動作に適しているかを確認し、必要なリソースを備えているかを確認しましょう。
EAが使用するトレーディングプラットフォーム（例: MetaTrader 4）とVPS上のトレーディングソフトウェアが互換性があることを確認しましょう。
EAが使用するカスタムインジケーターやスクリプトなども互換性を確認し、正常に動作することを確保しましょう。
EAの設定やパラメーターを正確に設定しましょう。特にトレードロジックやリスク管理に関連する設定は慎重に行う必要があります。
EAの動作を定期的に監視し、予期せぬエラーや問題が発生した場合は速やかに対処しましょう。
EAをVPS上で運用する前に、バックテストやデモトレードによってEAのパフォーマンスを評価しましょう。
バックテストやデモトレードによってEAの挙動やトレード結果を把握し、実際のトレードに移る前に慎重な検証を行いましょう。
EAを運用する際には、EAの動作環境や互換性を正確に理解し、適切な設定と監視を行うことが重要です。
慎重な準備とテストによって、VPS上で安定したEA運用を実現しましょう。
セキュリティ対策とデータ保護の重要性について
VPS上でEAを運用する際には、セキュリティ対策とデータ保護に十分な注意を払う必要があります。以下に、その重要性と具体的な対策について説明します。
強力なパスワードを使用し、定期的に変更しましょう。
VPSへのログインには、セキュリティが高いSSH（Secure Shell）接続を利用しましょう。
管理者権限を持つアカウントを適切に管理し、必要な権限を最小限に制限しましょう。
VPSのファイアウォールやセキュリティグループを設定し、不正なアクセスや攻撃から守りましょう。
必要なポートのみを開放し、不要なポートやサービスは閉じるようにしましょう。
EAやトレード履歴などの重要なデータは、定期的にバックアップを取ることをおすすめします。
バックアップデータは別の場所に保存し、災害やデータの損失に備えましょう。
VPSのオペレーティングシステムやトレーディングプラットフォームなどのソフトウェアには、最新のセキュリティパッチやアップデートを適用しましょう。
セキュリティアップデートを適切に管理することで、悪意のある攻撃や脆弱性から守られます。
セキュリティ対策とデータ保護は、VPSでEAを運用する際に欠かせない要素です。
適切な対策を講じることで、EAやトレードデータの安全性を確保し、リスクを最小限に抑えましょう。
サポートとバックアップの充実を確認するポイント
VPSでEAを運用する際には、サポートとバックアップの充実度を確認することが重要です。以下に、サポートとバックアップに関するポイントを紹介します。
プロバイダーが提供するサポート体制を確認しましょう。24時間365日の技術サポートがあるか、対応言語や方法（メール、チャット、電話など）を把握しましょう。
問題が発生した際に迅速に対応してもらえるかどうかを確認し、信頼性の高いサポートを選びましょう。
VPSプロバイダーがバックアップ機能を提供しているか確認しましょう。
定期的な自動バックアップや手動でのバックアップが可能かどうかを確認し、データの保護策を確立しましょう。
バックアップデータの保存期間や復元手順についても理解しておきましょう。
プロバイダーのSLAを確認しましょう。
SLAには、稼働率や障害時の対応時間、保証されるサービス品質などが含まれます。
SLAが明確に定義されており、サービス品質が保証されているプロバイダーを選ぶことで、運用中の問題に迅速に対処できます。
プロバイダーの評判やユーザーレビューを調査しましょう。
他のユーザーの意見や経験を参考にすることで、プロバイダーの信頼性やサポートの質を把握できます。
特に海外プロバイダの情報は動きが早く、また対象範囲も広いため、さまざまなチャンネルを通して情報収集するようにしてください。
EAの運用において、サポートとバックアップの充実度は重要な要素です。
信頼性の高いプロバイダーを選び、万が一のトラブルに備えるためにサポートとバックアップの状況を確認しましょう。
VPSを使わないという選択肢
自宅のPCでEAを稼働させることも一つの選択肢です。
EAを自分のPCで稼働させることで、直接制御や監視ができる利点があります。
しかし、自宅のPCを使用する場合にはいくつかの注意点もあります。
自宅のPCでEAを稼働するメリット・デメリットや停電などのトラブルに関する注意点を解説します。
これにより、EA運用の選択肢をより理解し、自身のニーズに合った方法を選択することができます。
自宅のPCでEAを稼働する
自宅のPCでEAを稼働させるためには、以下の要素が必要です。
EAの実行には十分な性能を持ったパソコンが必要です。
CPUの速度やコア数、RAMの容量など、EAの動作に必要なスペックを満たしていることを確認しましょう。
私は場所をとるのが嫌なのでミニPCで稼働させていますが、特に問題なく動作しています。
複数台のパソコンとVPSにEAを適当に割り振って運用しています。
監視はCromeのリモートデスクトップで１台のPCにすべてのリモートを接続することで、１画面で全てのEAの状況が分かるようにしています。
もちろんVPSも併用しています。
![[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]](https://hbb.afl.rakuten.co.jp/hgb/33648538.cfcb16b2.33648539.b32e474b/?me_id=1317695&item_id=10000536&pc=https%3A%2F%2Fthumbnail.image.rakuten.co.jp%2F%400_mall%2Finkjetrollpaper%2Fcabinet%2Fminipc%2Fk5%2Fk5_thum2_new.jpg%3F_ex%3D240x240&s=240x240&t=picttext "[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]")
安定したインターネット接続が必要です。
高速かつ安定した回線を利用することで、EAのトレード実行や通信速度の向上が期待できます。
自宅のPCはインターネット上で攻撃の対象になる可能性があります。
ファイアウォールやアンチウイルスソフトウェアの導入、定期的なアップデートなどのセキュリティ対策を行い、PCの安全性を確保しましょう。
長時間の停電やPCの故障などの予期せぬ事態に備えて、UPS（無停電電源装置）やデータのバックアップ方法を考えておくことが重要です。
ノートPCも選択肢の1つですが、常時電源接続の場合、バッテリーのへたりが激しく、肝心な時に役に立たない点と、ネットワークが遮断される点にも注意が必要です。
ちなみに私は無策でやっています。
ただし、夕立などの落雷で頻繁に停電が起こる地域などではVPSを選択するほうが無難です。
これらの要素を整えることで、自宅のPCで安定してEAを稼働させることができます。
しかし、注意点としては自宅のネットワーク環境やセキュリティのリスクについて十分な理解と対策が必要であり、VPSと比較して利便性やセキュリティ面で制約があることも考慮する必要があります。
自宅のPCでEAを稼働させる際のメリット・デメリット
VPSを利用するコストを節約できます。
自宅のPCを利用するため、月額料金が発生せず、一度の投資で済む可能性があります。
自宅のPCでEAを稼働させることで、完全な管理権限を持つことができます。
設定の変更やアップデートなど、自由度が高くカスタマイズが容易です。
自宅のPCは電源の供給やインターネット接続に依存しています。
停電やネットワーク障害が発生すると、EAの稼働に影響を及ぼす可能性があります。
自宅のPCはインターネット上で直接公開されるため、セキュリティリスクが存在します。
適切なセキュリティ対策を講じなければならず、不正アクセスやマルウェア感染のリスクがあります。
自宅のインターネット回線の速度や安定性によってトレードの実行速度や約定の精度に影響を及ぼす可能性があります。
これらのメリットとデメリットを考慮し、自宅のPCでEAを稼働するかどうかを検討する必要があります。
自宅のPCを使用する場合は、安定した電源とインターネット接続、セキュリティ対策の徹底が重要です。
また、デメリットの一部はVPSを利用することで克服できる場合があります。
停電などのトラブルに関する注意点
定期的な停電が起こる地域や電力供給の不安定な場所では、UPSの導入を検討することが重要です。
UPSは電力の喪失時に一定時間バッテリーで電源を供給し、システムを安全にシャットダウンすることができます。
ただし先ほども述べた通り上記地域ではVPS一択で良いかと思います。
長時間の停電に備えて、バックアップ電源（ディーゼル発電機など）を用意することも考慮しましょう。
特にEAの稼働が重要な場合や取引が継続的に行われる場合には、バックアップ電源が必要です。
ここまでくると業者ですが、あくまで対策の一環として例示しています。
自宅のインターネット回線が不安定な場合は、複数のインターネット接続を用意することで冗長性を確保できます。
例えば、有線接続とモバイル回線の組み合わせなどです。
EAの設定や取引履歴など重要なデータは定期的にバックアップしましょう。
自宅PCでの稼働中にデータの損失が発生した場合でも、バックアップから復旧することができます。
インターネット接続の障害や電力喪失などのトラブルが発生した場合に備えて、トラブル対応の計画を策定しておきましょう。
例えば、モバイルデータ通信に切り替える、別の場所で稼働させるなどの対応策を考えておくことが重要です。
備えあればなんとやら、です。え？とりあえずVPS契約するからいいって？
まぁ、石橋をたたいているとどうしてもそうなっちゃいますよね。
これらの注意点を考慮しながら、自宅のPCでEAを稼働させる際には適切な対策を講じてください。
トラブルが発生した場合でも、迅速に対応することで稼働の安定性を確保することができます。
まとめ
久しぶりにガッツリ解説しましたが、結局使い方によって最適解は変わってくるんですよね。
とにかく安くいきたいのか、コストよりも性能を重視するのか。
今回の記事では色々な選択肢がある、その中で何を基準に考えればいいのかという点にフォーカスしてみました。
EA運用に適したVPS選択の一助となれば幸いです。
例えばですが、稼働時間が限られるEAであったり、24時間自宅である程度運用できるとすれば、１か月自宅で運用してXMの無料VPSをとりあえず使うっていうのも入り口としては全然アリだと思います。
証拠金と取引ロット数をクリアすれば無料でBeeksのブロンズプランを使用できますので・・・
XMにログインして上部の口座で表示されるメニューの中からVPSを選択
条件を満たしていないと有料となりますが、
実は普通に契約するよりも安かったりします・・・
色々と意見は分かれますが、初心者であれば国内プロバイダーをおススメしますかね。
入口でつまずく可能性が低いので、自分のスキルとも相談してください。
google先生に聞きながらチャレンジしてみるもの今後のスキルアップにつながりますよ。
長くなりましたが、また次回！
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